九州電力より、法人のお客さまへ：燃料費調整単価の更新について（2025年6月27日発表）
いつも九州電力をご利用いただき、誠にありがとうございます。
2025年6月27日、九州電力は法人のお客さま向けに「燃料費調整単価を更新しました」という大切な情報をお届けしました。これは、皆さまの電気料金に影響する、燃料費の変動を反映した単価が新しくなったことを意味しています。
そもそも「燃料費調整単価」ってなに？
電気を作るためには、火力発電などが使われます。その火力発電の燃料となるのは、主にLNG（液化天然ガス）、石炭、石油などの化石燃料です。これらの燃料の価格は、世界情勢や需給バランスなど、様々な要因によって常に変動しています。
九州電力では、この燃料価格の変動を電気料金に直接反映させるために、「燃料費調整制度」という仕組みを導入しています。そして、その変動部分を示すのが「燃料費調整単価」なのです。
この単価は、毎月、過去3ヶ月間の貿易統計価格などを基に算定され、その月の電気料金にプラスあるいはマイナスとして加算・減算されます。つまり、燃料費が高くなればこの単価も上がり、電気料金に上乗せされます。逆に、燃料費が安くなれば単価も下がり、電気料金から差し引かれる仕組みになっています。
今回の更新内容について（法人のお客さま向け）
今回、九州電力から発表されたのは、この燃料費調整単価が2025年8月検針分より新しい単価に切り替わるというお知らせです。
（※注：発表日の6月27日からすぐに適用されるのではなく、翌々月となる8月検針分からの適用となります。これは、燃料費調整制度の仕組み上、事前に算定・公表する必要があるためです。）
この更新により、皆さまの8月検針分以降の電気料金が、新しい燃料費調整単価に基づいて計算されることになります。
なぜ更新されるの？
先ほどご説明したように、燃料費調整単価は、過去の燃料価格の変動を反映して毎月見直されています。今回の更新も、直近の燃料価格の動向を踏まえた、この制度に基づいた自然な流れとなります。
法人のお客さまへの影響と今後の見通し
今回の単価の更新が、皆さまの電気料金にどのような影響を与えるかは、現在の燃料価格の動向によります。もし、直近の燃料価格が上昇していれば、単価も上昇し、電気料金が増加する可能性があります。逆に、燃料価格が下落していれば、単価も下がり、電気料金が安くなることも考えられます。
九州電力は、常に最新の燃料価格情報を収集し、適正な燃料費調整単価を算定・公表することで、お客さまへの透明性を保っています。
今後も安心してお使いいただくために
電気料金は、燃料費調整単価だけでなく、電気の使用量や契約プランなど、様々な要素によって決まります。法人のお客さまにおかれましては、省エネルギー活動に取り組んでいただくことや、より効率的な電力の使い方を工夫していただくことも、電気料金の最適化に繋がります。
今回の発表について、より詳しい情報や、ご自身の契約プランにおける具体的な単価などを知りたい場合は、九州電力のウェブサイトで詳細をご確認いただくか、九州電力の担当部署まで直接お問い合わせください。
九州電力は、今後も皆さまに安心して電気をご利用いただけるよう、安定的な電力供給と、正確な情報提供に努めてまいります。
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