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使用済み核燃料の搬入に抗議、青森県で市民デモ
2023年9月27日(金)、青森県六ヶ所村では、使用済み核燃料の再処理施設への搬入に抗議する市民デモが行われました。
デモの概要
デモには約100人の市民が参加し、六ヶ所村の核燃料再処理工場前から六ヶ所村役場前まで約1キロの距離を歩きました。参加者は「核燃料搬入反対」「核なき世界へ」と書かれたプラカードや横断幕を掲げ、使用済み核燃料の搬入に抗議しました。
抗議の理由
市民が抗議したのは、政府が再処理施設に3つの原子力発電所から出た使用済み核燃料を搬入することを決めたことに対するものでした。市民らは、再処理施設の安全性や核廃棄物の最終処分方法に懸念を示し、「青森県を核の墓場にしたくない」と主張しています。
政府の主張
政府は、再処理施設は安全であり、使用済み核燃料をより安定した形のプルトニウムとウランに取り出すことで、安全性を高め、核廃棄物の量を減らすことができると主張しています。
関連情報
- 六ヶ所村再処理工場は、日本原燃株式会社が運営する原子力施設です。
- 使用済み核燃料は、原子力発電所で使用済となった燃料棒のことです。
- 再処理とは、使用済み核燃料からウランとプルトニウムなどの再利用可能な物質を取り出すプロセスです。
- 使用済み核燃料の最終処分方法はまだ決まっていないため、原子力発電所の敷地内や再処理施設の中間貯蔵施設で保管されています。
今後の展開
現在、使用済み核燃料の搬入は一時的に停止されています。抗議デモや裁判所の差し止め命令によって、搬入の再開は不透明になっています。政府と市民団体による協議が今後も続くとみられています。
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