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コンピュータの仕組み12

 実際の半導体電子部品で論理回路を作ってみました。一番部品数の少ないNot回路を二つ作り連結します。一つのNot回路で電子部品での論理回路の作り方を学びそれを連結することにより論理回路から論理回路へ状態を伝える方法も同時に学びます。

2SC1815Y
2SC1815Y

 IC内ではFETが主なのでFETで作ろうと思い実験を重ねたのですが手持ちのFETがPチャンネルだけったのでマイナスの電圧を扱うのが難しいのとOFFの時の電圧がどうしてもあまり低くならないので諦めトランジスタに切り替えました。素人の私にはNPNトランジスタが使いやすくて良いです。

2SC1815で作った二重に連結されたNot回路
2SC1815で作った二重に連結されたNot回路

 S1をHighとLowに切り替えると各電圧測定ポイントに接続されたテスターで読み取れる回路です。

2SC1815でNot回路を作り二重に連結
2SC1815でNot回路を作り二重に連結

 電流を極力流さないで実験したかったので動作ギリギリの4.7kと47kを使い電源電圧は5Vとします。

二重Not回路の入力がOFFの時
二重Not回路の入力がOFFの時

 S1がGNDに落ちている時の計測結果です。右から入力Low、Not1出力High、Not2入力High、Not2出力Lowとなっています。

二重Not回路の入力がONの時
二重Not回路の入力がONの時

 S1が5Vの時の計測結果です。右から入力High、Not1出力Low、Not2入力Low、Not2出力Highとなりました。

 トランジスタを使えばすごく簡単に論理回路ができ一つの論理回路から次の論理回路へ状態を伝達することができました。